苦痛のない検査を目指して
内視鏡検査(胃)
従来の口からの内視鏡検査に比べ、患者さんへの負担を大幅に減少することができます。
苦痛のない検査を目指して
従来の口からの内視鏡検査に比べ、患者さんへの負担を大幅に減少することができます。
消化器疾患による粘膜の変形・色の変化を見つける内視鏡検査。当クリニックの内視鏡検査は、鼻からスコープを挿入する「経鼻内視鏡検査」を採用しています。
また、従来の内視鏡検査に比べ、検査中の心拍数と血圧・酸素濃度なども良好で、患者さんへの負担が大幅に減少することができます。さらに、検査中は医師と会話することができるため、モニターに映し出される自分の胃の映像を見て質問をしたりすることもできます。
導入している機器により、従来よりさらに精度が高く、微細な変化も見逃さない検査が可能です。
どうしても多忙のため、午前中の検査ができない、胃カメラができない方。
午後5時頃から始める内視鏡検査を実施しています。
詳しくはクリニックまでお問い合わせ下さい。
ピロリ菌は胃の粘膜に生息してしまう細菌です。このピロリ菌に感染すると慢性胃炎を引き起こし、胃がんの原因に繋がります。
ピロリ菌感染チェックシート
番号 | 質 問 項 目 |
1 | これまでに胃潰瘍や十二指腸潰瘍にかかったことがある |
2 | 家族が胃潰瘍や十二指腸潰瘍にかかったことがある |
3 | これまでに慢性胃炎、または胃がんを診断されたことがある |
4 | 家族が慢性胃炎、または胃がんを診断されたことがある |
5 | 胃周辺が痛むことがある |
6 | 満腹感を感じるまで早くなった |
7 | 食後に胃がもたれることが多い |
8 | 胃が萎縮していると医師に診断されたことがある |
9 | 胃薬の効果が持続しにくい |
10 | 胃が張っている、胃が重いなどと感じることがある |
11 | 空腹時に体調が悪くなることが多い |
12 | 過去にピロリ菌の除菌をしたことがない |
13 | 家族にピロリ菌感染者がいる |
14 | 食生活が乱れている |
15 | ストレスを感じることが多い |
チェックが0~5個:
ピロリ菌感染の可能性は低いです。しかし、ピロリ菌は日常生活の中で他人から感染をする可能性がありますので、身体に異常がないかは常に注意してください。
チェックが6~10個:
ピロリ菌感染をしている可能性があります。ピロリ菌感染の確認は様々な検査で行えますが、当院では安価で簡単に実施できる内視鏡検査を推奨しております。
チェックが11~15個:
ピロリ菌感染の可能性が極めて高いため、できるだけ早く内視鏡検査を実施し、ピロリ菌の有無を確認し た上で早急なピロリ菌除菌をする必要があります。ピロリ菌感染を放置しておくと慢性胃炎、そして胃がんの発生に繋がります。
逆流性食道炎は、強い酸性の胃液や、胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、そこにとどまるために、食道が炎症を起こし、びらん(粘膜がただれること)や潰瘍(粘膜や組織の一部がなくなること)を生じる病気です。
逆流性食道炎は、もともと日本人には少ない病気でしたが、食生活の変化などによって、最近、患者さんが増えています。
胃液は、食物を消化するために強い酸性の胃酸や消化酵素を含んでおり、強い刺激性があります。粘膜によって保護されている胃と違って、食道は胃液に対する抵抗力が弱いため、健康な状態では、食道が胃液で傷つかないように、胃液が食道に逆流しない仕組みが働いています。
逆流性食道炎は、下部食道括約筋など食道を逆流から守る仕組みが弱まるか、胃酸が増えすぎることで、胃液や胃の内容物が逆流し、それが食道の中にしばらくとどまるために起こります。
逆流性食道炎の診断や治療の効果をみるために以下に示すような問診や検査が行われます。
詳しくはクリニックまでご相談ください。
胃がんは早期の段階で発見できれば高い確率で治すことができます。しかし、胃がんの初期段階においては、自覚症状がほとんどないと言われています。痛みもなく、気づかないのが初期の段階です。したがって、疑わしい症状が現れた場合は早く検査を受けることが大切です。
ディスペプシアという言葉は聞き慣れない、あまり馴染みのない言葉ですが、「ディスペプシア(dyspepsia)」とは、胃の痛み・もたれなどの腹部の不快な症状を指す医学用語です。
「胃に痛みを感じる」「食後に胃がもたれる」「「みぞおちの痛み・焼ける感じ」といった不快症状でクリニックを受診される方々を内視鏡検査などで調べても、胃がんや胃潰瘍などはっきりわかる病気が見つからない場合があります。
このような症例では、胃の消化作用や収縮運動など、胃の働きがわるくなったことが症状の原因ではないか、との考えから「機能性ディスペプシア」という病名が生まれました。
具体的な症状としては、以下の4つが挙げられます。
機能性ディスペプシア(FD)の診断や治療の効果をみるために以下に示すような問診や検査が行われます。
詳しくはクリニックまでご相談ください。
当クリニックで導入している内視鏡検査装置は、NBIシステムを搭載しており、光技術で粘膜の微細な血管や模様を強調して、より詳しく観ることができます。
心臓から脳にいく血管(総頚動脈・内頚動脈・外頚動脈・椎骨動脈)の動脈硬化の程度を調べる検査です。人体に無害な超音波を使用し、動脈の壁の状態を調べます。
「NBI(Narrow Band Imaging;狭帯域光観察)」とは、従来の光源から415nmと540nmの波長を限定して血液中に含まれるヘモグロビンを抽出し、粘膜表層の毛細血管や微細構造を強調表示する光学的画像強調技術です。
血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長の光を照射することにより、粘膜表層の毛細血管、粘膜微細模様の強調表示を実現します。
当クリニックで導入している内視鏡はその先端部の外径がなんと5mm。
とても細いのに画像はとても鮮明です。「胃カメラ=苦しい」という概念を打ち破る、からだとこころにやさしい装置です。